気の緩みからバーナビーが発熱してから6日。
その間虎徹はバーナビーに対して性的なスキンシップは一切しないでいた。
体だけでなく心も労りたかったのだ。気持ちの切り替えに時間を要するのを虎徹は知っていたから。
だから互いに巣食う熱を昇華させるのはもっと後でも良いと思っていた。
なのに、だ――。
床に座ったままの虎徹の太ももの上にバーナビーが乗っかってきた。
注意していた筈なのに気がつけばバーナビーは己の許容範囲を軽く超えてしまったのだろう。
彼特有の白い肌は全身どこも赤くなり、目は完全に潤んでいた。
ふわりと微笑むその姿は虎徹にねだる時のように愛しい。
けれどバーナビーの表情にあどけない部分を見出してしまい虎徹はどうするべきか困惑する。
正直、ご無沙汰なせいもあって熱が燻り始めてしまったのだ。
据え膳とも思える状態だから尚更に。
バーナビーに気がつかれないようにこっそりとため息を一つ。
ついでにワイングラスをバーナビーから奪い取る。
途端、バーナビーは不機嫌になり両腕を虎徹の首に絡ませねだり始めた。
ほんの少し上から覗き込むように見つめたままもっと――と艶も熱も孕んだままの声色が誘う。
そして顔にかかる吐息さえもが虎徹の心を乱してゆく。
抑えこんでいた淀む欲望が目を覚ます。
――枯渇した心に潤いを求めるように。
〜 Fin 〜
【 初出:2011/06/29−TwitterLogより 】
『24時間以内に10RTされたら虎徹×欲しがるバーナビーをかきましょう』にて。